AutoCADで作図をしていると、一度ブロック化した図形をバラバラにして編集したい場面がよくあります。
この記事では、AutoCADでブロックを解除(分解)する具体的な手順を解説します。すでに配置されたブロックを解除する基本の操作に加え、挿入と同時に解除する便利な方法、そして作業時の注意点もまとめました。
1. 挿入後のブロックを解除(分解)する方法
すでに図面内に配置されているブロック図形を、元の個別の線分や図形に戻す最も基本的な手順です。
「分解(EXPLODE)」コマンドを実行する (ホームタブの「修正」パネルにある分解アイコンをクリック、またはキーボードで
Xと入力してEnterを押します)解除したいオブジェクトを選択する (図面上のブロックをクリックして選択します)
Enterキーを押して確定する
これでブロックが解除され、個別の図形要素として編集できるようになります。
2. ブロック挿入時に解除(分解)する方法
図面にブロックを配置する段階で、最初から分解された状態で挿入する手順です。後から分解コマンドを実行する手間が省けます。
「ブロック挿入(INSERT)」コマンドを実行する
パレットから挿入したいブロック名を選択する
コマンドオプションから「分解」を指定する (キーボードで
Eと入力してEnterを押します)「はい」を選択する
図面上の任意の挿入位置でクリックして配置する
この手順を踏むことで、配置された瞬間にバラバラの図形として挿入されます。
ブロック解除(分解)時の注意点
ブロックを分解する際は、以下の2点に気を付けてください。
属性付きブロックの分解 文字属性(属性定義)が含まれたブロックを通常の「分解」コマンドで解除すると、入力した文字データがリセットされ、元のタグ名に戻ってしまうことがあります。文字を残したまま分解したい場合は、Express Toolsの「属性展開(BURST)」コマンドを使用することをおすすめします。
多重ブロックの分解 ブロックの中にさらにブロックが含まれている(入れ子になっている)場合、1回の分解コマンドでは一番外側のブロックしか解除されません。完全に個別の線分までバラバラにするには、複数回「分解」を実行する必要があります。
動画での解説
テキストでは分かりにくいという方に向けて、実際の操作画面を録画した動画をご用意しています。
マウスの動かし方やコマンドラインの確認方法など、より具体的な手順はこちらの解説動画をご参照ください。