AutoCADで3Dモデリングをしていると、「看板の文字」や「部品の刻印」などで文字を立体化(3D化)したい場面がありますよね。
しかし、AutoCADでは入力したテキストデータをそのまま「押し出し」て立体にすることはできません。一度文字を「図形(アウトライン)」に変換する必要があります。
今回は、標準搭載されているアドオン「Express Tools」を使って、簡単に文字を立体化する方法を解説します。
おすすめのフォントについて
立体化する際は、線の細いフォントよりも、しっかりと厚みが出る「ゴシック体」などのTrueTypeフォントを使用するのがおすすめです。今回はゴシック体を使用して解説します。
文字を立体化する手順
大きく分けて「文字の図形化」と「押し出し」の2ステップで完了します。
ステップ1:文字を図形化する(Explode Text)
まずは文字データのアウトラインを抽出し、線とポリゴンの図形データに分解します。
リボンメニューから [Express Tools] タブを開きます。
[Explode Text] をクリックします。
立体化したい文字を選択します。
[Enter]キーを押して確定します。
これで、文字がただの「線(ポリライン)」の集合体に変換されました。
ステップ2:図形を押し出す(Extrude)
図形化された文字に高さを与えて、3Dソリッドにします。
[押し出し] (コマンド:
EXT/EXTRUDE)を実行します。先ほど図形化した文字(オブジェクト)をすべて選択します。
[Enter]キーを押して確定します。
マウスを動かして適当な高さでクリックするか、任意の高さの数値を入力します。
これで文字の立体化は完成です。表示スタイルを「コンセプト」や「シェーディング」に変更して、立体になっているか確認してみてください。
【動画で解説】詳しい操作手順はこちら
テキストだけでは分かりにくいという方は、実際の画面を動かしながら解説している以下の動画をご参照ください。
いかがでしたでしょうか?
Express Toolsの「Explode Text」を覚えておけば、ロゴデータの作成や3Dプリント用のモデリングなど、AutoCADの活用幅が広がります。ぜひ試してみてくださいね。