【AutoCAD】破断線のダイナミックブロックの作り方(詳細版)

 AutoCADで図面を作成する際、破断線を配置する機会は多いかと思います。しかし、通常の線分やブロックで描くと、長さを変えたり全体のサイズを調整したりするたびに、コマンドを入力する手間がかかってしまいます。

そこで今回は、グリップ(三角マーク)を引っ張るだけで「ストレッチ(伸縮)」や「尺度変更」ができる、便利な「破断線のダイナミックブロック」の作り方を詳細に解説します。


動画での解説

実際の操作画面を見ながら手順を確認したい方は、以下の動画をご参照ください。一つ一つの操作をゆっくり丁寧に解説しています。


ダイナミックブロックの特長

今回作成する破断線ブロックには、主に2つの動きを持たせています。

  • ストレッチ機能 上下のグリップをマウスで動かすだけで、破断線の長さを自由に伸ばしたり縮めたりできます。

  • 尺度変更機能 斜めのグリップを引っ張ることで、破断線マーク全体の大きさを拡大・縮小できます。図面のスケールに合わせた調整が直感的に行えます。


作成手順のポイント

動画内で解説している、ダイナミックブロック作成の基本ステップをまとめました。設定は「パラメータのセット」と「アクションの追加」の2段階で行うのが基本となります。

1. 基づけの作成とブロック化 まずは線分で破断線の元となる図形を描き、ブロック定義(BLOCKコマンド)を行います。挿入時の基準となる起点は、図形の真ん中(中点)に設定しておくと扱いやすいです。

2. ストレッチ機能の追加(上下の線) ブロックエディタを開き、上下の線に対して「直線状」のパラメータを追加します。プロパティパレットからグリップの数を「1」にしておくのが、操作性を良くするためのコツです。 その後、「ストレッチ」のアクションを選択し、コマンド実行時と同じように交差選択で伸ばしたい範囲を指定します。

3. 尺度変更機能の追加(全体) 破断線全体を拡大・縮小させるために、図形の中心から角に向かってパラメータをセットします。そこに「尺度変更」のアクションを関連付け、図形全体を選択します。

4. 動作テストと保存 ブロックエディタ上部にある「ブロックをテスト」機能を使います。実際にグリップを動かし、狙い通りに伸縮や拡大ができるか確認します。問題がなければエディタを閉じて保存します。


まとめ

ダイナミックブロックは、最初は設定の工程が多く難しく感じるかもしれませんが、一度作ってしまえば日々の作図作業が格段にスピードアップします。

ぜひ動画を参考にしながら、ご自身のAutoCADでも作成に挑戦してみてください。