Jw_cadで機械部品などの図面を描く際、C面取りの寸法記入に手間を感じることはありませんか。
以前の動画で「無精者の道具箱」さんで公開されていたC面取りの外部変形を紹介しましたが、現在そのサイトが閉鎖されているようです。そこで、代わりとなる外部変形を自作してみました。
この記事では、自作した外部変形の仕組みと、作成時に工夫したポイントを解説します。
標準機能での寸法記入は手間がかかる
もし外部変形を使わずに標準機能だけでC面取り寸法を入れようとすると、次のような手順が必要になります。
線分コマンドで線を引き、矢印をつける
角度を直角に設定する
文字コマンドで数値を入力する
このように、一つ一つ設定しながら描くのは少し面倒に感じてしまいます。外部変形を活用すれば、この作業を大幅に効率化できます。
自作した外部変形の使い方と3つのポイント
今回作成した外部変形は、ダブルクリックで実行し、面取りの斜辺をクリックして引き出し線の終点を指示するだけで寸法が入る仕組みです。
以前紹介したものよりプログラムを簡略化しており、主に以下の3つのポイントを押さえて作成しました。
1. 文字は「現在の書き込み文字」を使用 文字サイズなどは外部変形側で細かく指定せず、Jw_cadの文字コマンドで現在設定されているものをそのまま使って描画するようにしました。
2. 角度を「45度」に限定して計算 機械部品の面取りは45度が大半です。45度に限定することで、斜辺の長さから直角二等辺三角形の計算を用いて、自動的にC面取りの数値を割り出せるようにしています。
3. 矢印のサイズを固定 選択した線上の点と、2点目に指示したポイントを結んで引き出し線を引きます。その先端につく矢印の形状は「角度15度、長さ3mm」で固定しています。
Jw_cadを自分好みにカスタマイズする
Jw_cadはもともと建築用のCADですが、機械系など様々な分野で使われています。標準機能だけではすべてのユーザーの要求に応えきれないため、外部変形という機能が備わっています。
自分がやりたい機能や独自のコマンドを外部変形で取り込むことで、Jw_cadはさらに使いやすいツールになります。
動画で実際の動きを確認する
実際の動作や詳しい解説は、以下の動画で実演しています。ぜひご参照ください。
【動画】C面取り寸法を外部変形で入れる