AutoCADで図面を作成・編集しているとき、「少し前の状態に戻したいな」と思って Ctrl + Z を何度も連打していませんか?
1つずつ操作を戻すのももちろん良いのですが、一連の複数の操作をまとめて1回の「元に戻す」で取り消せるようにしておくと、非常に便利な場面があります。
つまり、複数の手順を「1つの操作ブロック」として扱うことで、1回戻るだけで一気に元の状態へ復旧できるというテクニックです。
どんな時に便利なの?
この機能が一番活きるのが、「編集作業中に、試しに別の構想を描いてみたいとき」です。
「この線をこう動かして、ここに円を配置したらどうなるかな?」と、アイデアを試したい時がありますよね。そんな時、事前にこの設定をしておけば、どれだけ複雑な試し書きをしても、ワンクリックでスッキリ元の状態に戻すことができます。
操作手順(UNDOコマンドの開始と終了)
操作はとてもシンプルです。コマンドラインから UNDO コマンドのオプションを使います。
1. グループ化を開始する(試し書きの直前) 元に戻るための「起点」を作りたい場所で、コマンドラインに以下のように入力します。
UNDOと入力してEnterオプションから
開始(BE)を選択
2. 作図・編集作業を行う ここからは通常通り、試したい作図や編集作業を自由に行います。
3. グループ化を終了する(試し書きが終わったら) 一連の作業が一段落したら、先ほどの操作を1つのグループとして締めくくります。
再度
UNDOと入力してEnterオプションから
終了(E)を選択
4. 一気に元に戻る 試し書きの結果、「やっぱり元の状態に戻そう」と思ったら、いつものショートカットを実行します。
Ctrl+Z(またはUNDOコマンドで1を実行)
たったこれだけで、開始 から 終了 までの間に行った複数の操作が、1回の操作でまとめて取り消されます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
AutoCADには便利なコマンドがたくさんありますが、標準の機能にほんの少し工夫を加えるだけで、作図の効率やアイデア出しのストレスは劇的に改善します。
実務での「ちょっと試してみたい」という場面で、ぜひこの機能をご活用ください