AutoLISP入門講座の第3回となる今回は、画面上から「座標を取得する関数」について解説します。
AutoCADのカスタマイズやマクロ作成において、ユーザーに画面をクリックさせて座標を取得する処理は、作図の自動化などで非常によく使われる重要なステップです。
今回の学習のポイント
動画内で解説している主な内容は以下の通りです。プログラムを組む際の参考にしてください。
1. 座標を取得する「getpoint」関数
今回メインで解説しているのが getpoint という関数です。
この関数を実行すると、AutoCADはユーザーの入力待ち状態になります。画面上の任意の場所をクリックすると、その点の座標値を自動的に取得してくれます。
また、引数に "点を入力:" のような文字列を指定すると、コマンドラインに案内メッセージを表示させることも可能です。
2. コマンド定義と構文の整理
前回の復習として、defun 関数を使って独自のコマンド(例:test2)を定義する手順も登場します。
AutoLISPのプログラムは、カッコ ( で始まりカッコ ) で終わるのが基本ルールです。コードを書く際は、階層がわかりやすくなるようにタブ(インデント)を入れて整理して記述する習慣をつけると、後からの見直しがスムーズになります。
3. Visual LISPエディタの活用
プログラムの記述とテストには、AutoCAD標準の「Visual LISP エディタ」を使用します。 エディタ内のツールを使うことで、カッコの数や文法に間違いがないかを事前にチェックできます。エラーがないことを確認したら、「エディタ内のテキストをロード」を実行してAutoCAD本体に読み込ませ、実際にコマンドを動かしてテストを行ってみてください。
動画での解説
実際の操作手順や画面の動きについては、以下のYouTube動画で詳しく解説しています。まずは動画をご参照ください。
まとめ
座標の取得をマスターすると、ユーザーの意図した位置に図形を自動配置するなど、プログラムの幅が大きく広がります。ぜひお手元のAutoCADでもエディタを立ち上げて、実際にコードを動かしてみてください。